風邪をひきやすい、風邪をひきにくくするための改善法
風邪の原因はウイルスの感染
風邪には、一般に風邪症候群といわれる普通感冒と、インフルエンザ(流行性感冒)があります。どちらもウイルスによる呼吸器の感染症で、風邪をひきおこすウイルスは、現在発見されているだけでも約120種類あるといわれています。
疲れがたまっていたり、寒さや冷えで体の抵抗力が弱くなっていると、ウイルスに感染しやすくなります。冬は、寒さのために抵抗力が落ちることと、気温が低く乾燥する冬の環境が、ウイルスの繁殖に適しているため、風邪にかかる人がふえます。インフルエンザは普通感冒にくらぺて感染性が高く、症状も激しいことが特徴です。
インフルエンザにかかると、急激な悪寒やのどの痛み、せき、たん、頭痛、39℃以上の高熱、全身の関節の痛みなどがあらわれます。こうした症状があるときは、すぐに受診し、抗ウイルス薬などによる治療を受けましょう。
風邪の症状は「せき」「のど」「鼻」「熱」
一般的な風邪にかかると、くしゃみや寒け、体のだるさなどの症状に続いて、頭痛やのどの痛み、発熱などの症状があらわれます。ウイルスの性質によっては、下痢や吐き気をともなうこともあります。
熱は、風邪では高くても37.5℃くらいまでの場合が多いのですが、子供や、熱が上がりやすい人は、38℃くらいまで出ることもあります。
これらの強い症状は、1日から2日でおさまるのがふつうで、その後、ひどいせきやたん、鼻水などの症状が出てきます。たんや鼻水は、最初は白っぽく、だんだん緑色がかった粘り気のあるものに変わっていき、1~2週間でおさまります。
一般的な風邪は、1週間から10日ほどで治るケースがほとんどですが、のどや鼻で細菌の二次感染がおこると、気管支炎や咽 頭炎、中耳炎などにかかって、長びいたり重症化することもあります。体力がひどく落ちている人やお年寄りは、肺炎にまで進 行することもあります。
もともと肺や気管支などの呼吸器の病気がある人や、心臓病、糖尿病の持病がある人は、基本的な抵抗力が弱くなっていることが多いので、日頃から風邪をひかないように注意しましょう。
睡眠をとってたっぷり休養する
風邪を悪化させずに早く治すには、ひき初めのうちに休養をとることが大切です。風邪をひいたかなと思ったら、部屋や衣類であたたかさを保ち、安静にしましょう。
栄養のバランスがとれた、消化のよい食事をとり、あたたかい飲み物などで水分をたっぷり補給して、早めに就寝して十分に休養をとります。室内が乾燥しているとウイルスが繁殖しやすいので、加湿器などで湿度を高くするのも効果的です。
入浴は体をあたためますが、体力を消耗するので、風邪をひいてしまったときは控えたほうがよいでしょう。深酒やたばこも風邪を悪化させるのでやめましょう。
市販の飲み薬は症状に合ったものを選ぶ
市販されている風邪薬の多くは、病院で診察を受けて処方されるものとちがって、いろいろな症状に効き目があらわれるようにつくら
れています。ひとつの薬に複数の成分が配合されて、鼻水にもせきにも熱にも対応できるようになっています。
しかし最近では、特定の症状を改善するための医療用成分を配合した薬も販売されるようになっています。それぞれ、熱を下げる、
せきを止めるなど、どの症状に効果があるかが明記されていますから、症状のタイプに合った薬を選びましょう。
薬で症状をおさえるのが一般的な治療法
病院で診察を受けた場合でも、風邪の治療は、薬による対症療法が中心です。あらわれている症状に合わせた薬が処方されます。
頭痛や発熱があるときには解熱鎮痛薬、鼻水や鼻づまりには抗ヒスタミン薬、のどの痛みやせき、たんをおさえたいときにはドロー
チ、せき止め、去たん薬などがそれぞれ使われます。総合感冒薬として、解熱鎮痛薬と抗ヒスタミン薬、というふうに、複数の薬が配合されたものもあります。
ペニシリン系やニューキロノン系の抗生物質や抗菌薬が処方されることがありますが、これは、気管支や、のどや鼻の粘膜で二次感染がおきたときの治療のためのものです。抗生物質は全ての風邪に効くと思つでいる人も多いようですが、それは誤解で、抗生物質はウイルスには効きません。
ビタミンA(β-カロテン)やビタミンCを積極的にとる
鼻やのどの粘膜を強くし、免疫力を高めてウイルスに感染しにくくするには、まぐろ、みかん、レバーなどに含まれるビタミンAやいちご、柿、キウイ、ピーマンなどに含まれるビタミンCが効果的です。風邪をひいてしまったら、消化のよい食事で胃腸の負担を少なくします。熱や下痢のために脱水状態にもなりやすくなりますから、スポーツドリンクなど水分の補給も大切です。
予防のために、日々の手洗いとうがいは必ず行う
風邪予防のポイントは、ウイルスから体を守ることです。外出から帰ったらうがいをしたり、手を洗うことで、感染をかなり防ぐことができます。人混みではマスクをするのも効果があります。免疫力を低下させないためには、疲れやストレスをためないこと、休養と睡眠を十分にとることを心がけましょう。
風邪をひいているときは、ビタミンCの摂取量を増やす
| 基本サプリ | 朝食時 | 昼食時 | 夕食 |
| マルチビタミン | ● | ○ | ○ |
|
β-カロテンまたは ミックスカロテン |
● | ||
| ビタミンBコンプレックス | ● | ○ | |
| ビタミンC | ● | ○ | |
| ビタモンE | ● | ||
| マルチミネラル | ● | ○ | ○ |
| プロテイン(粉末) | ● | △ | |
| EPA&DHA | ○ | ○ | |
| ファイバー | ○ | ○ | ○ |
| レシチン | ○ | ● |
- ●=1日のおすすめ量が1個のときは、この時間に摂る
- ○=おすすめ量が複数個のときは、この時間にも摂る
- △=子供は夕食時に摂るのが効果的
- 基本のサプリメント(上表)を摂ります。
- ビタミンCをブラス。朝・昼・夕方・就寝前の1日4回、500~1000ミリグラムずつ補給します。風邪をひいたときは2000ミリグラムくらいにしてもよいでしょう。
- 下痢の症状があるときは、ふだんとっているファイバーの量を減らします。
注意
融熱鎮痛薬をスポーツドリンクやジュースで飲むと、ビタミンCの作用で薬の効果が弱くなることがあるので要注意。
風邪でのどの痛みや鼻水が出るときは足のツボをもんでみる
●鼻水、鼻づまりに
足の親指の爪の下側から外側に、L字型になぞるように手の親指の先で押しながらもむ。
●のどの痛みに
足の裏の、親指と第2指の問に手の親指をあて、かかとの方向に押しながらもむ。
- 血糖値が高い、糖尿病を改善&予防する
糖尿病は、血糖値であらわされる、血液中のブドウ糖濃度が高くなる病気です。ブドウ糖は、食事でとったごはん、パン、麺類などの炭水化物(糖質)が、体内で分解されてできる栄養素で、人間が生きていくために欠かせないエネルギー源です。 - 血圧を下げたい、高血圧にならないための予防・改善
血液が血管に押し出されるとき、心臓は収縮します。このときの血圧が最大血圧、いわゆる「上の血圧」です。心臓が拡張したときの血圧が最小血圧(下の血圧)です。これらの数値が正常範囲を超えて高くなった状態が「高血圧」です。 - ひざが痛む、変形性ひざ関節症を改善・予防
ひざの関節は、日常生活の中で、立ったり座ったりする動作、曲げのばしなどがくり返され、酷使されています。長い間使い続けることで関節が老化し、変形するのが痛みの原因です。