日本人の食生活は、カロリーオーバーとビタミン・ミネラル不足
質、脂質、たんぱく質は過剰に摂取している
現代の日本人が食事から摂っている栄養素のうち、糖質(炭水化物)、脂質、たんぱく質の3つは、摂りすぎの傾向にあります。これらは三大栄養素といわれ、人間が生きていくためには欠かせませんが、必要以上に摂れば、摂取カロリーがふえ、それを十分に消費できなくなり、肥満につながります。さらにいろいろな病気をひきおこすことも考えられます。
たんぱく質では、肉や魚などの動物性たんぱく質の摂取量が多く、大豆製品などの植物性たんぱく質は不足気味です。
ビタミンやミネラル、ファイバーは不足している
逆に不足しているのは、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの副栄養素です。副栄養素のうち、食塩だけは摂取量が多く、摂りすぎが心配されます。
食事で摂った糖質、脂質、たんぱく質を代謝するためには、副栄養素が必要です。たんぱく質を原料に細胞をつくるときも、糖質をエネルギーとして燃焼させるときも、ビタミンやミネラルの力を借りています。
現代食は、カロリーは「栄養過剰」、ビタミンやミネラルは「栄養失調」というアンバランスな状況になっているのです。
子供には、よくかむ習慣をつけることが大切
成人の歯は全部で32本です。もともと、このうち8本の切歯は野菜などをかみ切るため、4本の犬歯は肉や魚を食べるため、残りの20本の臼
歯は穀類や豆をすりつぶすためという役割があり、このバランスで食材を摂取することも、食事の理想型のひとつです。
現代食に多い加工食品や欧米食は、あまりかまなくても食べられるうえ、手軽なので、つい固いものを敬遠しがちで蒐歯もその役割を果たしていません。とくに子供は、かまないことが、あごの発達に影響して、歯並びが悪くなり、虫歯の原因にもなります。意識して固いものを食べさせ、かむ習慣をつけましょう。
こうすれば食事が改善される
食事の問題点をみつけ、改善するための基本的なポイントをあげてみましょう。
- 食材はできるだけ調理せず(生のまま)、油や調味料も使いすぎに注意する
揚げものや炒めものの調理に使う油や、サラダにかけるドレッシングやマヨネーズは、カロリーの摂りすぎを促進させます。
- 肉を減らし魚を食べる
中性脂肪をふやす肉の脂肪にくらべて、魚の脂肪には、DHA、EPAなど、善玉コレステロールをふやす成分や不足しがちな栄養素が含まれます。2対1の割合で魚を多く食べましょう。
- 和食、ご飯中心の食事に
- 野菜、海藻、きのこ、豆類のおかずをふやす
- 足りない栄養素はサプリメントで補う
- サプリメントは飲むだけじゃダメ。日常生活にも注意
スムーズな代謝のために摂るサプリメントの効力を十分に発揮させるには、運動も大きな役割を果たします。運動は、エネルギーの代謝に直接関わりますが、基礎代謝量をアップさせる作用もあります。 - サプリメントは年齢によって摂り方が変わって来ます
サプリメントは、ゼロ歳から6歳くらいまでは、補給しないのが基本です。この時期は、食事の摂りかたを身につけることのはうを優先させます0この時期の子供は脂肪が必要ですが、食の好みや偏り、食欲のばらつきが出始める時期でもあるので、大人は、不足しがちな栄養素を見極め、偏りがひどければ、必要に応じてサプリメントを使いましょう。 - サプリメント摂るときは、ミネラルウォーターで
サプリメントは水といっしょに摂るのが ふつうですが、おすすめはミネラルウォーターか、浄水器の水です。 水道水は、水の消毒や殺菌に使われた塩素が含まれていますから、ビタミンを壊してしまう心配があります。